2016年03月01日

libiglについてのメモ

いつの間にかもう3月ですね。2月は29日があったのにすぐ終わった気がします。

頂点座標に法線ベクトルは一般的に用意されていますが、接線ベクトルは用意されていない場合が多く、外積を使用したりテクスチャ座標から計算したりすることが多いです。頂点座標と法線ベクトルから計算できるのは接平面であり、ベクトルとしては無数に取れるため、どの方向を接線ベクトルとして採用するかが問題となります。

この辺を、例えば近傍頂点から曲面を推定し、勾配などから決める方法はないのかなと考えてみたところ、libigl[1]というライブラリを使えば良さそうな気がしました。ヘッダオンリーのC++ジオメトリ処理ライブラリで、MPLv2.0ライセンスのものです。内部でEigenを使っているようです。

[1]のリンクにもありますが、Tutorial[2]があり、かなり充実しているようですので、そちらを参考にすれば色々できると思います。

0. Mesh representation (Example 101)

libiglでは、Eigenライブラリを使用しており、ベクトルと行列を使用します。三角メッシュの頂点と面情報も行列のペアで表現されます。
    Eigen::MatrixXd V;
    Eigen::MatrixXi F;
Vは、頂点数×3(x,y,z座標)の行列で、Fは面数×3(面のインデックス(左回り))の行列のようです。こうすることで3つぐらいいいことがあるそうです。libiglでは一般的なメッシュフォーマットの読み書きはサポートしていて、read*.hやwrite*.hなどのファイルに記述されています。

libigl_001.png
[1]より引用した説明図

1. Curvature directions (Example 203)

ガウス曲率を計算する時の最大と最小の曲率を持つ主曲率の方向を計算できるようです。この2つのベクトルの片方を接線ベクトル、もう一つを従法線ベクトルにすれば、今回の目的は果たせそうではありますが、その結果がいいものなのかどうかは不明です。

実行結果

libigl_014.png

2. Baking ambient occlusion (Example 606)

レイキャスティングによる頂点ごとの環境遮蔽を計算してくれる関数が提供されています。使用する場合、外部ライブラリとしてEmbree[3]が必要でした。

実行結果

libigl_013.png

この他にも、DualQuaternionSkinningとか面白そうな機能がたくさんあります。

[1] GitHub - libigl
[2] libigl tutorial notes
[3] Embree - High-performance ray tracing kernels
posted by シンドラー at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | OpenGL & Metasequoia | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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